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事例紹介

2019.06.20

日本の情報発信拠点『ジャパン・ハウス ロンドン』

『ジャパン・ハウス』は外務省がロンドン、ロサンゼルス、サンパウロの3都市に開設した海外拠点事業です。「世界を豊かにする日本」を世界に発信し、日本への理解と共感の裾野を広げることを目的としています。
今回は、2018年6月にオープンした『ジャパン・ハウス ロンドン』を訪問し、活動内容や今後の展開などについて、お話を伺いました。

 

Japan House London, Image by Lee Mawdsley

 

『ジャパン・ハウス』は、日本の多様な魅力の発信や政策・取組の発信、親日派、知日派の育成を目的に運営されています。
ここで発信する情報は、富士山やスシ、サムライなどのステレオタイプな日本のイメージではありません。「日本とは何か」を常に問い、追求し続けることで、日本の独自性や新たな魅力を発信し、深い理解と共感を醸成するプロジェクトです。

 

展示室や多目的スペース、ライブラリー、ショップ、カフェ、レストランなどを備えた『ジャパン・ハウス ロンドン』では、今まで建築、紙、テクノロジー、金属加工製品などの日本の産業や文化を独自の視点で捉え直し、発信してきました。

 

 

「最も大事な要素は素材と地域です」と『ジャパン・ハウス ロンドン』企画局長のサイモン・ライトさんは話します。
取材に訪れたとき、ショップには飛騨産業の家具が展示されていました。木工の町として名高い飛騨高山にある飛騨産業は、曲げ木や木材の圧縮の技術でデザイン性の高い家具を数多く発表しています。『ジャパン・ハウス ロンドン』では、飛騨高山という土地と、そこで培われた技術とともに同社の製品を紹介していました。

 

また、地下ギャラリーでは『かさねの森 染司よしおか』展が開催されていました。
そこでは、京都で200年以上続く染屋『染司よしおか』の染色作品である色とりどりのシルクを天井から吊り下げ、日本の伝統配色「かさね」を表現していました。その展示は、日本の色彩感覚の繊細さや四季の移り変わりを感じさせるものとなっていました。

 

『かさねの森 染司よしおか』展風景

 

『ジャパン・ハウス ロンドン』には、オープンから約1年間で50万人以上のお客様が訪れ、SNS上の反応も非常にいいそうです。
2019年6月からは『浦沢直樹―漫画という芸術―』展が開催されており、大きな反響を呼ぶことが期待されています。今後の企画についてたずねると、「いつかロンドンで竹細工を紹介したい」と話してくれました。

 

『ジャパン・ハウス ロンドン』は、私たちが日頃あたり前のように触れている日本の商品や産業、文化を、海外の視点でとらえなおして紹介しています。決してイギリス人好みにアレンジするということではなく、その視点には日本文化を丁寧に発信していこうという強い意思が感じ取れます。
取材中も多くの人が館内を訪れ、ショップや展示を楽しんでいく様子が見られました。ここが日本の情報発信拠点として重要な役割を担っていることを実感するとともに、今後の可能性を感じずにはいられません。

 

Japan House London, Image by Lee Mawdsley

 

 

ジャパン・ハウス https://www.japanhouse.jp/
ジャパン・ハウス ロンドン https://www.japanhouselondon.uk/
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