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事例紹介

2017.10.19

ポートランドのものづくりを牽引する『ADX』

「足りないものは自分で作る」というDIY精神が根付くポートランドでは、地元発のスモールビジネスが盛んで、大手チェーン店等はほとんどありません。革製品、日用雑貨、アクセサリー、インテリア家具等、ものづくりの職人も多く、メイド・イン・ポートランド商品が日々生まれ、そのデザイン性やクオリティの高さで注目を浴びています。近年はこの街のライフスタイルに共感し、多くの人が移住してきています。

今回は、ポートランドの魅力の1つであるものづくり文化を牽引する、会員制メイカースペース『ADX』をご紹介します。

昔から職人が多く、ものづくり文化が根付いていたポートランド。会員制メイカースペース『ADX』は、一般の人が気軽にものづくりを始められるコミュニティスペースとして、2011年に誕生しました。現在400人を超える有料会員(ベーシック会員$75/月)が所属しているそうで、趣味として気軽にものづくりを楽しむ人から本格的に職人を目指す人まで、利用の目的はさまざまです。

 

案内してくれたMattさん。工房には各種ツールが揃えられている

 

約400坪の広さを誇る工房内は、木材加工を行う『WOOD SHOP』、金属加工を行う『METAL SHOP』、スクリーンプリントを行う『PRINT SHOP』、アクセサリー制作を行う『JEWELRY SHOP』、3Dプリンターやレーザーカッターが設置された『THE BRIDGE』と、専用のスペースに分かれており、制作に必要なありとあらゆるツールが揃えられています。

別棟には、キッチンが併設された女性クリエイター専用の工房もあります。

 

 

木工制作エリア『WOOD SHOP』。「WORK TOGETHER」の文字がこの空間を象徴している

 

制作のための空間とツールを提供するだけではなく、初心者から上級者まで、個人のスキルにあわせてプロから学べる場が用意されていることも『ADX』の特徴です。また、共有スペースで作業することによって会員同士が知識や技術を共有し、高め合ったり新たなアイデアが生まれたりすることもあります。この空間の利用が起業に繋がった人の数は、100組を超えるそうです。

 

地元のお店からオーダーされた商品を制作中

 

「地元の企業や店舗からオーダーされた看板や備品等を制作している人もいるんですよ。ここを卒業した人たちが、教える立場として戻ってくるケースもあります」とMattさん。ポートランド随一の規模を誇る会員制メイカースペース『ADX』は、新たなビジネスや商品が生まれるだけでなく、個々の活動が繋がり合う、コミュニティのための場としても機能していました。

 

『ADX』の入口には、会員が制作した作品を販売するスペースもある

 

会員が利用できるカフェスペースも備わっている