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事例紹介

2019.03.14

大分県の企業の成長を支援するクラウドファンディング『sandwich』

近年、事業資金を調達するための新たな手法として注目されている「クラウドファンディング」。これは群衆(crowd)と資金調達(funding)をかけあわせた造語で、インターネット上でプロジェクトの趣旨に賛同する出資者を一般から広く募るための仕組みです。
大分県内でも、別府市の温泉と遊園地が合体した2日間限定のイベント『湯〜園地』をはじめ、クラウドファンディングを活用して実現したプロジェクトは数多くあります。同様に、クラウドファンディングそのものも多くありますので、活用する際には、これからおこなおうとする事業に最適なサービスを検討することが重要です。

 

今回は、有限会社 大分合同新聞社と株式会社 大分銀行、ミュージックセキュリティーズ 株式会社の3社が業務連携し運営するクラウドファンディング『sandwich(サンドイッチ)』についてご紹介します。

 

 

『sandwich』は、大分にゆかりのある個人・団体のプロジェクトを支援するクラウドファンディングです。プロジェクトごとに目標額を設定し、Webサイトや大分合同新聞社の紙面などを活用して出資を募ります。プロジェクトが実現すると、事業者から出資者に返礼品が贈られます。

 

クラウドファンディングには、さまざまな分類があります。なかでも『sandwich』は「購入型クラウドファンディング」と呼ばれるもので、返礼がプロジェクトによって造成される商品・サービスそのものであることが特徴です。受注生産や事前予約型のECサイトに近いイメージで、自分がほしい商品やサービスを購入する感覚でプロジェクトを支援できることから、比較的参入しやすいクラウドファンディングであると言われています。

 

また、購入型クラウドファンディングには目標額を達成しなければプロジェクトを実行できない「All or Nothing(オールオアナッシング)型」と、目標額に到達しなくても実施できる「All-In(オールイン)型」があります。
『sandwich』では、事業者自身がオールオアナッシング型かオールイン型かを選び、最大80日間Webサイトにプロジェクトを掲載し、出資者を募ります。掲載は無料で、プロジェクト成立時に支援金から20%の手数料を支払う仕組みとなっています。

 

今回『sandwich』についてご紹介いただいた、株式会社 大分銀行  法人営業支援部の長野 聡さんは「オールオアナッシング型とオールイン型、どちらを選ぶかは事業の目的や特性によって異なります。アイデアの実現のために資金を集めるのならばオールオアナッシング型をお勧めしますが、商品やサービスのPRのために挑戦するのであればオールイン型がお勧めです。既に開催が決定しているイベントや、製造の態勢が整っている商品は、オールイン型を選択するケースが多いです。また、ニーズを把握するためのテストマーケティングの場として活用する方もいらっしゃいます」と言います。

株式会社 大分銀行 法人営業支援部の長野 聡さん

 

『sandwich』では、大分銀行や大分合同新聞社のサポートを受けられるというのも大きなメリットです。地場の金融機関や新聞社が関わることで、プロジェクトの実施に向けた計画策定や資金調達のアドバイス、広報支援などが受けられるので、これから起業を考えている方には非常に心強いサービスとなります。

 

プロジェクトが成立しやすくなるポイントを長野さんに伺うと「まずは何を実現したいのかをしっかり決めておくことですね」とお答えいただきました。
『sandwich』にプロジェクトを登録するには、Webサイト上のエントリーシートに記入しなければなりません。ここで趣旨や目的が不明確なものや、実現可能性が低いものは登録できない可能性もあります。
また、クラウドファンディングはあくまで共感や賛同を集めることによって資金を調達するサービスなので、掲載時に事業者自身の思いや展望を強くアピールすることができなければ出資者が集まりません。これから作ろうとする商品やサービスのイメージが具体的であればあるほど、出資者からの信頼も得やすくなり、共感や賛同に繋がります。
そこで『sandwich』では、審査を通過した事業者を対象にブラッシュアップの期間を設け、プロジェクトの成立に向けたさまざまなサポートもおこなっているそうです。

登録から実行までの流れ

 

「従来、銀行と企業との関わりは創業支援や融資が中心で、これから成長していこうとする企業への支援がしづらかったんです。クラウドファンディングは、次のライフステージへと上がろうとしている企業にとって、新たな選択肢の1つとなります。銀行としても『sandwich』の活用を推進することで、地場企業の成長を支援し、地域の活力に繋げていきたいと思っています」と長野さんは語ります。

 

『sandwich』は2018年10月に開設されたばかり。長野さんにお話を伺った2月上旬の時点で、登録されたプロジェクト件数は7件でした。イベントの登録も多く、『sandwich』のPR効果に対する期待の高さが伺われました。

 

これから起業を考えている方にとっては事業計画の相談ができるパートナーが得られ、新商品を広く周知したいと考えている企業にとっては地元メディアからのサポートが得られる『sandwich』。ただ単に事業資金を獲得するための手段ではなく、これから大きく成長したいと願う大分県の企業にとって、多方面からの支えとなるサービスです。詳しくは公式サイトをご覧いただき、活用をご検討してみてはいかがでしょうか。

『sandwich』公式サイト(https://sandwichcrowd.com)