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事例紹介

2017.03.31

技術を違うマーケットに売り出す『face two face』

『鯖江みみかき』でご紹介したセメントプロデュースデザインの金谷 勉さんの事例からもう1件、地域産業の課題を解決したプロダクトをご紹介します。

静岡県熱海市の木工所との協業で生まれた『face two face(フェイス トゥー フェイス)』は、レーザー加工でデザインが施されたまな板で、お料理を盛るプレートとしても使用できます。

熱海では、ピーク時には900軒くらいあった旅館が、今は2~300軒にまで減っています。それに連鎖して、工務店や下請けの建具屋、左官屋の経営も苦しくなり、倒産するところも多くあるそうです。このような窮状を打開すべく、建材やその加工技術を活用して『face two face』は開発されました。
この商品が特徴的なのは「企業との連携」です。ギフト需要やシーン設定をしたこの商品は、『星野リゾート熱海』のアメニティとして採用されたことが話題となり、新たな展開にも繋がっていったそうです。

 

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金谷さんはこう語ります。「デザインって相対的なものだから、場面が変われば売れることもあるんです。自分たちの技術を違うマーケットに売り出すこと、そしてユーザーとバイヤーとメーカーをデザインで繋いでいくことが大切だと思っています」

金谷さんのプロデュース事例は、さまざまな職能を持った人材同士が連携しながら商品を生み出し、流通・発展させていく「イノベーションが連鎖する現場」であると感じました。