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CREATIVE PLATFORM OITA

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おしらせ

2018.10.11

岩本ひろし(株式会社 アイモット 代表取締役社長/映像クリエイター)

今回は、『株式会社 アイモット』代表取締役社長で映像クリエイターである岩本ひろしさんをご紹介します。
岩本さんは大分市の映像プロダクションで経験を積んだ後、創業支援施設『大分市産業活性化プラザ』への入居を経て、2016年に『株式会社 アイモット』を設立しました。話題となった大分県の食育PR動画『郷土料理ラッ婆』や、現在開発中のITサービスなどについてお伺いしました。

 

聞き手:CREATIVE PLATFORM OITA(CPO)

 


 

CPO:映像クリエイターを目指したきっかけや現職に至るまでの経緯を教えていただけますか?

 

岩本:映像を撮ることに興味があったので、中学生の頃から親戚の結婚式を撮影し、デッキを2台並べて編集したりしていました。大学卒業後、英語の教員に就いたのですが、教育現場の大変さと自分自身が何かを作りたいという思いが強くなり退職し、29歳のときにニュージーランドへワーキングホリデーで渡航しました。ニュージーランドには2年半滞在したのですが、そのあいだに日本人観光客のツアーバスに同行して映像を撮る仕事などをしました。
帰国後は大分の映像プロダクションに所属し、テレビ番組の制作や結婚式の映像制作などを担当し、技術的なことを現場で身につけました。

 

CPO:独立しようと思ったきっかけはなんですか?

 

岩本:働く時間を自分でコントロールしたいと思ったのがきっかけですね。その頃、大分市のホルトホールが開館し、『大分市産業活性化プラザ』を見つけて入居を申し込み、2013年に『iMot映像』という屋号で事業をスタートさせました。その後、大分市の創業補助金を活用して2016年に『株式会社 アイモット』を設立し、2018年に現在の事務所がある大分市萩原に移転しました。

 

 

 

CPO:どういったご依頼が多いのでしょうか?

 

岩本:企業や自治体からのご依頼のほかに、個人のお客様からご依頼いただくこともあります。

 

CPO:岩本さんご自身が企画から撮影、編集まで全部なさるのでしょうか。

 

岩本:はい。最初から最後までワンストップでできるというのが、僕たちのような小さな会社の強みだと思います。

 

CPO:これまで企業からの依頼で製作した映像の事例を教えてください。

 

岩本:たとえば、「撮って出し」と呼んでいる映像のお仕事があります。企業の周年パーティーやイベントなどで、その場で撮影と編集をおこない、イベントの最後に上映するというものです。僕1人で行って撮影から編集までおこなうので、リーズナブルにできるサービスです。
また、『前田工務店』のWeb用の販促動画『シンプルイズベスト』をはじめ、企業の販促用PR動画も製作しています。

 

 

 

CPO:企業から販促動画の製作依頼があった場合、どのようなプロセスで進んでいくのでしょうか?

 

岩本:まずはしっかりヒアリングをおこない、企業のセールスポイントなどをお聞きします。僕らのような異業種の人間と対話することが新しい発見に繋がることもあり、クライアントから「今までそんなふうに考えたことなかった!」と言っていただけることもありますね。
撮影については事前に細かいシナリオは書かず、現場で体感するものを重視して表情や言葉を撮るようにしています。

 

CPO:今年6月に公開された、大分県の食育PR動画『郷土料理ラッ婆』はテレビなどでも取り上げられ、話題になりましたね。この事例について教えてください。

 

岩本:6月に大分県で開催された『食育推進全国大会』に合わせて、郷土料理の大切さを伝えるための動画製作のコンペがあり、チャレンジした結果、弊社が受託することができました。

 

 

 

岩本:出演者は大分県民を対象にオーディションで決め、作詞は弊社が担当し、作曲は大分の音楽クリエイターにお願いしました。すべてメイドイン大分で作ることができたことに、手ごたえを感じています。『ラッ婆』は全国メディアなどでも取り上げられ、反応も上々で弊社の代表作と言えるものになりました。
『ラッ婆』というコピーを思い付いた時には興奮しましたね。キャッチーでわかりやすいネーミングやコピーは大事です。企業との仕事の場合でも、サービスやプロダクトのネーミングやコピーを頼まれてもないのに考えたりします。
食育PR動画は今、第2弾を製作中です。今年11月の『おおいた食(ごはん)の日』に合わせて公開する予定です。

 

CPO:今後取り組みたいことなどを聞かせてください。

 

岩本:映像の仕事を続けていくのはもちろんですが、全国をターゲットにしたITサービスの取り組みも始めています。
その1つは、この秋にローンチするデジタルサイネージ用のアプリ『ミランナ』です。『ミランナ』は、スマホで簡単にデジタルサイネージの画面を投稿できるアプリです。このアプリを使うと、自身のスマホで撮った写真や動画素材を使って簡単にサイネージ画面を編集・製作することができます。アパレルショップや飲食店、小売店、公共施設や宿泊施設などの事業者さんに導入してもらいたいと思っています。

 

『ミランナ』のアプリを使えば、手軽にサイネージ画面を作成・投稿できる

 

岩本:『ミランナ』にはユーザー同士でコンテンツの場を提供し合ったり、サイネージに表示するコンテンツをクリエイターに発注したりできる仕組みも作りたいと考えています。
また、現在の社屋を活用してクリエイティブな人たちが繋がる場を作りたいという思いから、『カテテ』というスペースレンタル事業を始める予定です。業種問わず、いろんな人に集まってほしいです。

 

CPO:出会いや繋がりを促進する役割を目指していらっしゃるんですね。

 

岩本:はい。映像関係者を中心としたクリエイターのネットワークも作りたいと考えています。所属するプロダクションの垣根を越えて、映像のネットワークができたらいいなと思っています。イベントやワークショップなどをしながら、人材のリクルーティングもできるような場に育っていくといいなと思っています。

 

株式会社 アイモットの社屋に新しく出来た多目的スペース『カテテ』

 


 

岩本ひろし
株式会社 アイモット 代表取締役/映像クリエイター
大分市生まれ。大学卒業後教職の世界に就くも、30歳を目前に退職し、ワーキングホリデーでニュージーランドに2年半滞在。その間、国内最大規模のビデオコンテスト、東京ビデオフェスティバルに入賞。帰国後、大分の映像制作会社を経て、2013年3月独立。同年7月に、大分市の創業支援機関『産業活性化プラザ』へ入居し、創業支援を受ける。2016年大分市千代町にオフィスを移転。2018年『株式会社 アイモット』として大分市萩原に移転。