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CREATIVE PLATFORM OITA

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おしらせ

2017.11.02

CREATIVE PLATFORM CAFE vol.7 開催レポート

10月6日、地域の交流の拠点として生まれ変わりつつある、大分県由布市の旧大津留小学校にて、高知県を拠点に活動するデザイナーの梅原 真さんをゲストにお迎えして、『一次産業 × デザイン 土地の力を引き出すデザイナー・梅原 真さんに聞く!』をテーマに『CREATIVE PLATFORM CAFE vol.7』を開催しました。

 

 

地域と向き合うデザインで知られる梅原さんの代表的な事例の1つが、1989年から現在まで継続開催されている『砂浜美術館』の活動です。『砂浜美術館』とは実在する美術館ではありません。ラッキョウの花畑や波と風が作る砂模様、沖を泳ぐクジラなど、高知県幡多郡黒潮町の海辺に広がる景観のすべてを作品として、砂浜を美術館に見立てる活動です。また、この美術館の企画展ともいえる『Tシャツアート展』では、毎年公募によって集まった絵画や写真などの作品をプリントしたTシャツを、砂浜一面に張りめぐらせたロープに吊り下げて展示しています。4,000円の参加費を支払えば、誰でも自分の作品がプリントされたTシャツを展示でき、さらに会期終了後にはそのTシャツをもらえるということで、例年多くの作品が寄せられ賑わいを見せています。梅原さんはこの活動に企画書の作成から関わり、かつては地域住民が「砂浜しかない」と言っていた 高知県幡多郡黒潮町に、多くの観光客を呼び込むことに成功しました。この活動は、現在ガーナやモンゴルなど海外でも展開されているそうです。

また、高知県四万十市の紅茶や栗の加工品などのブランディングやデザインも手がけており、なかでも15年間放置されていた山で採れた栗で作ったきんとんは、デパートの催事で1日70万円も売り上げました。これらのデザインは、「放置されていた山 = 無農薬の土地」「消費期限の短さ = 付加価値」など、課題を整理し、商品の強みを捉えなおすところから始まっています。

梅原さんは、どうやったら課題が希望に向かっていけるかを考える、その考え方が「デザイン」であるといいます。 そこで梅原さんが大切にしていることは「笑うこと」。梅原さんは困難な状況を笑いに変えることができるコミュニケーションのあり方や発想の転換をデザインすることで、一次産業の未来を明るいものへと変える活動を続けています。「笑えばコミュニケーションが成立するし、笑うことで気づくこともある」と、豪快かつユーモア溢れる梅原さんならではの切り口で、地域の産業をビジネス化するための秘訣も教えてくださいました。

 

 

終了後の交流会では、地元の食材をふんだんに取り入れたお料理を由布市庄内町の『畑のレストラン ひだまり』にご用意いただきました。懐かしい雰囲気の教室を会場に、梅原さんを囲む賑やかな会となりました。