おしらせ
*この記事は『OITA CREATIVE WEEK』の一環として開催した『出張! クリエイティブ相談室』の内容をまとめたものです。
相談日:2017年12月9日
相談者:尾野文俊さん (鬼塚電気工事 株式会社 代表取締役・大分商工会議所 建設設備部会 部会長)
区分:建設業
本日のご相談者は、鬼塚電気工事 株式会社 代表取締役で、大分商工会議所 建設設備部会の部会長も務める尾野文俊さんです。
尾野さんはスライドを用い、建設業界における若者の人材不足や離職率の増加、高齢化が進む現状を具体的に示したうえで、こうした状況を打破したいとご相談されました。

建設業界のビジョンやカルチャーを語り、共感を得ることによって解決が図れるのではないかとの尾野さんのお考えに対し、山出編集長はスペインのビルバオの再開発の例をご紹介しました。
スペイン屈指の工業都市だったビルバオは、1990年以降に失業率が大幅に上がりましたが、美術館や文化施設を誘致する政策で成功を収めました。そのとき作られた施設の1つが、チタンで覆われた個性的なデザインで知られるビルバオ・グッゲンハイム美術館です。
世界で最も有名な現代建築の1つにも数えられるこの美術館の建設には、地域の失業者が多く関わりました。その経験は、地域や自らの職能を誇る気持ちを取り戻すことに繋がりました。
建物を覆うチタンのプレートに残された住民たちのサインは、この建設に関わった証であり、今も憧れや尊敬の眼差しを受け続けています。
この事例から、住民が自らの力でこの場所にしかない価値を創造し、可視化することは、自分の住む街を誇る気持ちを育み、建設業界のみならず、将来、大分県で働きたいと願う若者を増やすことに繋がる地域全体の大きな問題であることを共有しました。
CREATIVE PLATFORM OITAでは、今回共有した建設業の抱える悩みを解決するための方策を今後も引き続き探っていきます。
今回、貴重な事例をご提供いただいたご相談者さまには深く感謝申しあげます。
ビジネスにおけるお悩みは、業種や業界を超えて共通します。互いにそれを共有し、ともに考えるための場や、補完できるパートナーとの出会いを提供できるよう、『CREATIVE PLATFORM OITA』では今後もビジネスのお悩みをお伺いし、クリエイティブ手法による解決のための糸口を探ってまいります。
ご相談を希望される方は、『CREATIVE PLATFORM OITA』までお問い合わせください。
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